ちんちゃんの絵空事

感じたこと、考えたこと、アイデア、嘘、フィクション

迫り来る団体客の話

先日、実家に帰る機会があった。

月に1回は帰省をし、家族に元気顔を見せるようにしている。我が家では僕が家に帰ると家族みんなで外食に行くといったルーティンがある。スムーズに食事をしたがる父は必ず僕に「予約しといてー」と夕方くらいに言ってくる。

 

ち「もしもしー18時から3人で食事をしたいんですけど予約お願いできませんか」

店「あーー18時ですか。。。。19時30分とか厳しいですかね?」

 

嫌な予感。。。

 

ち「すいませんー厳しいです、そうですかーわかりましっ」

店「待ってください、18時お席ご用意できます」

 

急展開!

 

店「ただ、少し狭くなってしまうかもしれないんですけど大丈夫ですか?汗」

ち「全然大丈夫です、ありがとうございます!!」

 

無事、予約完了、父、笑顔

 

店に着き、中に通され案内されると4人がけのテーブル。3人で食事するには十分過ぎる大きさだった。なんや、普通の席やん!ご飯も美味しいし最高やなといった幸福な家庭に会話が続く中。。。

 

店「すいませんっとなりの2テーブルなんですけど9名様の団体様が来るんで少し狭くなったり、騒がしくなったりするかもしれないです」

ち「全然大丈夫です」

 

といった会話が交わされた数分後、団体様、来店。

イラッシャイマセーが響き渡り、僕たちは快調に箸を進めていていた。

やけに隣の団体客が静かで不審に思い隣を見てみると、なんと全員手話で会話をしていた。

 

心の中で「うわ、手話で会話をしている。すごい」と思い、食事をしながら少し観察させてもらうことにした。

 

店員さんには「生1つ」と普通に注文しつつ、手は動かし続ける

 

乾杯の時は幹事の男性が手をさささっと動かしその後、全員でグラスを交わしていた

 

その後も観察をしていると、食事が進んでいる様子がない。そう!手話は両手を使う表現があり手の形が重要になってくるので箸をもてないのだ!

 

全員で話す時間と全員で食べる時間、メリハリがある食事だった。

自分の知らない世界。新しい気付きの連続。

 

お酒を飲むと盛り上がり会話がガガガっと渋滞してしまうことがある

隣の席を見てみると、3人4人の人が同時にシュシュシュと素早く動かしいていた

意味は分からなかったがたぶんめちゃくちゃ盛り上がっていた

 

僕は、野球をしていたので監督のサインで素早い手の動きには慣れていたのだがそれでも追いつかなかった。

 

僕の席も隣の団体も大変楽しそうな食事会だった。

いろんな形の食事会があるんだなと感じた日の話でした。

 

店のことについて全く書いてないけど、ホルモンの美味しいリピート確定の店でした!

また帰省しようううう!!